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スペシャル対談 ペコ役 片山福十郎+スマイル役 内山昂輝

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声優初挑戦のペコ役・片山さんと、多くの作品で活躍中のスマイル役・内山さんが語り合う対談の後編。こちらでは片山さんが、いろいろな質問で内山さんに迫ります!

片山というわけで、ここからは僕が質問させていただきます。

内山ええ?(笑)何を聞くの?

片山普通のことなんですけれど、なぜ声優になろうと思ったかを聞きたいんですけど。

内山ああ、「なろう」と思ったことはなくて。僕は確か3歳で今の事務所に入って、子役をやっていて。

片山ほー。

内山それで小学校高学年から声の仕事もやるようになって。中学高校時代は学業優先だったんで、時間に融通のきく声の仕事が増えて。消去法とは違うかも知れないけど、そういう流れで声の仕事の割合が増えていって。それで今に至ってる。でも、高校時代なんかは学校が楽しくて、レッスンも行かなかったりしてたんですよ。もうあのときのペコみたいな状態で(笑)

片山へぇ。

内山そんな時に、一年間放送するアニメに出ることになって、今現在への流れが始まったって感じかな。だから自分が「声優」になるとかは全然思ってなかったんで、人生なにが起こるかわからないな、と。

片山そうですね……。じゃあ、次は休日の過ごし方教えてください。

内山休日は基本映画館に行きます。

片山へー!映画館ですか。

内山はい。映画を見るぐらいしか趣味がなくて。あとはその前日から起きてて朝方にヨーロッパのサッカーとか見てます。

片山サッカー好きなんですよね。

内山そう。サッカー見る!サッカー見て、寝て、映画行く、みたいな。それぐらいしかやってないですね。

片山じゃあ、長期休暇があったらどうしますか。一週間とか、一カ月とか。

内山いやあ、去年、一週間休みっていうのがあったんですよ。なんもしなかった。ほとんど家にいたね。……片山君は休日何するの?

片山僕もごろごろしてるかもしれないですね。携帯ゲームとかやって、「俺、なにしてるんだろ?」って思うまで暇を満喫する……。

内山なんもしてないのが好き?

片山そうですね。昼から風呂を入れて。風呂に入って、「あー」っていって、風呂上がりに扇風機の風あびて。……なんだろう、無に近づくって言うか。

内山テレビはつけるの?

片山テレビつけますね。

内山でも、見てるの?

片山見ない!

内山なるほどなあ。

片山邦楽のこと(片山さんは、邦楽囃子方名取・住田 福十郎としても演奏活動中)をできるだけ忘れたいんですよね。

内山ああ。じゃあ、普段は音楽聴かないの?

片山あまり聴かないです。

内山趣味としての音楽はないの?

片山僕、サザンオールスターズ聴きます。

内山じゃあiPodにいっぱい入れてるの?

片山僕、iPod持っていないんですよ。高校時代はずっとMDで聴いてたんです。その前は、ずっとカセットテープ使ってました。まあ、パソコン系が苦手っていうのもあるんですけれど。

内山ああ、片山君を掘ったほうが面白くなってきたような(笑)

片山あ、そうだ。僕の質問のコーナーだった(笑)。じゃあ、好きな教科はなんでしたか?

内山なにかなあ。英語は得意だった。

片山これ、僕理論なんですけど、好きな教科とか学校生活のあれこれを語ってもらうと、その人の個性がわかるような気がするんですよ。

内山英語はどうですか?

片山英語は、真面目タイプっていうか、コツコツやる感じで、あんまり曖昧なところがないタイプですね。

内山え?でも数学が得意な人も、コツコツしっかりやってるんじゃない?

片山数学はしっかりやってても、意外なところが抜けてるっていうイメージなんですよ。

――片山さんは何が得意でしたか?

片山えーと、漢文ですね!

内山漢文。またコアな畑に……(笑)。

片山では、ちょっと仕事関係のこと聞かせてください。現場で大切にしていることはありますか?

内山え?なんだろう。……僕自身は緊張とかあまりしないタイプなんだけど、そうじゃない人もいると思うし、周りに気を遣いすぎる人もいる。だから、そういうのを減らしたいなとは思ってますね。みんながのびのびやれたほうがいいわけだし、そうならないといいなぁ、ぐらいのことだけれど。

片山じゃあ、内山さんが仕事の上で一番苦戦したしたことってなんですか?

内山今まで?苦戦?うーん……笑いって難しいんだよね。自然に笑うのも難しいんだけれど、悪役的な「はっはっは!」っていうのも難しいんだよ。

片山ああ、なるほど~!

――『ピンポン』のアフレコの前にお二人が必ずしていることってありますか?

片山最初はいろいろ考えちゃって迷走したんですよ。だから今は深く考えないようにしてます。

内山いろいろなことを演出として言われるから、頭がぐちゃぐちゃになってしまうことはあるよね。

片山それは本当ですね。だから、わけがわからなくならないように、必要以上に考えないように、素のままの自分でいける状態にすることを意識してます。あとは、フリスクを一粒。

内山へえ。

片山僕、ジンクスみたいなのが好きなんで、スッと鼻が通ると、もう「よし、いける」って思えるという。

内山僕は、『ピンポン』の収録に向かう電車の中では、ひたすらあの、鼻唄の音源をずっと聴いてました。鼻唄がやりずらい曲なんですけれど、あのゲームの中の曲ってことなので、スマイルも相当聴いたんだろうと。なので収録の休憩中とかでも聴いてますね。僕、iPod持ってるんで。

片山そうか……いいなあ、iPod……(笑)。

――では、最後に内山さんから片山さんに先輩として一言お願いします。

内山このまま何も考えずに、『ピンポン』の間は突っ走ってほしいです。いい感じだと思うので、このままお願いします。

内山ありがとうございます。頑張ります!

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